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2023年12月30日 土曜日
相続土地国庫帰属制度の運用状況(令和5年11月30日現在)
令和5年11月30日現在の相続土地国庫帰属制度の運用状況が更新されました。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00579.html
- **申請件数**:
– 総数:1,349件。
– 地目別:
– 田・畑:522件。
– 宅地:487件。
– 山林:198件。
– その他:142件。

- **国庫帰属件数**:
– 総数:48件。
– 種目別:
– 宅地:25件。
– 農用地:10件。
– 森林:2件。
– その他:11件。
– 帰属土地が所在する都道府県には北海道、宮城、秋田、福島、群馬、埼玉、千葉、富山、福井、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、岡山、広島、徳島、香川、愛媛、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島が含まれます。
- **却下・不承認件数**:
– 却下件数:0件。
– 不承認件数:4件。
理由には民法上の通行権利が妨げられている土地や、国庫帰属後に国が管理以外の費用を負担する土地が含まれている。
- **取下げ件数**:
– 総数:92件。
– 取下げの理由には自治体や国の機関による土地の有効活用の決定、隣接地所有者からの土地引き受けの申出、農業委員会の調整による農地としての活用見込み、審査中に却下・不承認相当であることの判明などがあります。
以上が法務省のデータです。
いらない土地が、自治体などで再活用されるケースがあったとあります。
これはとても良いケースですね。
具体的な事例が公開されるようになったことも、時代の変化を感じます。
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