2012年10月5日 金曜日
会計検査院
今日の、日本経済新聞より。
「みなし仮設費、現金支給を 検査院が厚労省に改善要求」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG04038_U2A001C1CC1000/
記事より
「大地震など災害時に、自治体が民間賃貸住宅を借り上げて被災者に提供する「みなし仮設住宅」について、会計検査院は4日、家主と自治体が契約を結ぶ運用を改め、被災者に家賃などの入居費用を現金支給するよう、厚生労働省に検討を求めた。
(中略)
・・・みなし仮設は、厚労省が1947年に出した「被災者の救助は現物支給が原則」とする通知に基づき、各県が被災者に代わって家主と賃貸契約を結んだ。
しかし大量の契約事務が生じたため手続きが遅れ、入居できるまで1カ月以上かかるケースもあった。
(中略)
・・・もともとは各県が確保した物件を被災者にあっせんすることが想定されているが、実際には92%の被災者が自分で見つけた物件に入居していた。」
建設費もプレハブの仮設よりも大幅に低額と試算されたようですし、92%の被災者が自分で見つけた物件に入居しているならば、直接支給のほうがよさそうですね。
さて、厚労省に改善要求した「会計検査院」ですが…これってなんでしょう?
以前、映画にもなった「プリンセス・トヨトミ」の主人公が会計検査院でした(私はこの本を読んで会計検査院を知りました)。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163278803
会計検査院は、要約すると、
「国及び、国からお金をもらっている機関(政府関係機関、独立行政法人、地方公共団体等)の会計などの検査するところ」
ということで、国から出たお金がちゃんと使われてるか調べている機関です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E8%A8%88%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E9%99%A2
会計検査院は「行政機関」ではあるが、国会・内閣・裁判所の三権のいずれからも独立しているとのことです。
そしてその検査権限は、内閣、国会、最高裁判所をも含むすべての国家機関に対しても及ぶとのことで、すごいですね。
でも、ウィキペディアには、
「会計検査院は財務省の一部局であるとしばしば誤解されるなど、最も国民に理解されていない日本の国家機関の1つであると指摘される。」
との記載も。
映画になってよかったですね(笑)
ちなみに司法書士も、名刺を渡すと「何のお仕事でしょうか?」とよく聞かれます。
まったく人のお仕事のことは言えないあれでして・・・
司法書士が主人公の映画が出来ないですかね(苦笑
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